賃貸仲介会社にヒアリング

インターネットでの調査が終わったので、賃貸仲介会社にもヒアリングに行きました。やはり、実際に仕事しているプロに意見を聞くのが一番です。

全部で5社にまわりました。

はじめてはとても緊張しました。迷惑じゃないかなぁとか思いつつ。

 駅前の1社目:

   ローライ:すいませ〜ん。お伺いしたい事があるのですが・・・・。

   事務の女性:は〜い、なんでしょう?

   ローライ:この辺りで賃貸併用住宅を建てるにあたって、賃貸需要ってどの程度あるものかなぁと、お伺いしたくて。

   事務の女性:営業の方は今出てるんですよぉ。ちょっとお待ちくださいね。

PCをカタカタ操作して、近隣の物件の入居状況を確認。

   事務の女性:う〜ん、結構入ってるから、ありますよぉ。

   ローライ:そうですか、ありがとうございました。

こんな感じで、1社目は何も有益な情報が得られませんでした・・・。近くの物件に人が入ってるから、需要ありって・・・。空室率を見てるようでもなかったし・・・。でも、何もわからないなりに親切にご対応頂き、ほっと一安心でした。

気を取り直して、2社目です。

 駅から近い2社目:

  ローライ:すいません。お伺いしたい事があるのですが・・・。この辺で賃貸併用住宅を建築するにあたって、賃貸需要とか、伺いたくて。

  男性  :どうぞ、座ってください。

お茶を出して頂く。

  ローライ:地図を示して、この辺りに、こういった間取りなのですが・・・。

  男性  :う〜ん、この辺りかぁ・・・。ちょっと厳しいかなぁ・・・。あ、でも広めの間取りなのですね。そうであれば大丈夫だと思いますよ。

偉そうでチャラ目な男性:どうも初めまして。わたくし、こちらの代表のチャラ男でございます。

名刺を頂く。

偉そうでチャラ目な男性:一棟目でしょうか。わたくし、楽街とかでセミナーも開催していますので、よろしくお願いします。

  ローライ:こちらこそ、よろしくお願いします。

こんな感じで2社目の訪問は終わりました。今、考えると、もっと、どういう物件だったら決められるのかとか、いろいろ突っ込めば良かったですが、途中で金の匂いを嗅ぎつけて代表の方がご挨拶にいらしたので、ちょっと気後れしてしまいました。ただ、やはり狭めの賃貸で駅から徒歩10分だと、やはり厳しかっただろうなという感触をつかめました。

  商店街にある3社目:

  ローライ:すいません、この辺りで賃貸併用住宅を建てようと計画しているのですが、賃貸需要とかをお伺いしたいのですが。

  男性  :どうぞ、お座りください。

コーヒーをお出し頂く。

  ローライ:この辺りで、このような間取りなのですが。需要ってどんな感じでしょうか。

  男性  :いい間取りですね。1LDKで夫婦向けだと、今は問い合わせをいっぱい頂いているのですが、物件があまりないという状況です。この物件の近くに、高いマンションありますよね。あそこの家賃は同じような広さで〜〜〜ぐらいなのですよ。設備はキッチンの広さ、バスルームの広さを確認したうえで、それであれば、〜〜〜ぐらいは狙えると思いますよ。弊社でしたら、SUUMO等のホームページにもしっかり対策(色々と説明して頂きました)をして載せますので、ぜひお任せ頂ければと思います。

途中、ひっきりなしに電話がかかってきており、とても繁盛して忙しそうな様子でした。

  ローライ:なるほど。ご丁寧にありがとうございます。

ここで気付いたのですが、賃貸仲介会社から見たら、大家はお客さんになるんですよね。管理を取れれば、毎月定期収入が入りますし、仲介でも広告費を手に入れられるという事です。将来の大家に対して、営業トークをされたという印象で、かなり強気な家賃をご提示頂いたので、話し半分ぐらいに聞いた方が良いと思いますが、需要と間取りは問題なさそうだなと思いました。

続いて、最寄りの異なる路線の駅でもヒアリングです。

  4社目:

  ローライ:すいません、この辺りで賃貸併用住宅を建てようと計画しているのですが、賃貸需要とかをお伺いしたいのですが。

  男性  :どうぞ、お座りください。この辺りも弊社で管理、仲介させて頂いています。需要は問題ないですよ。

  ローライ:そうなんですね。客付けするにあたって、設備とかにどのような工夫をすると良いでしょうか。

  男性  :あまり、お金をかける必要はないと思います。壁紙をアクセントクロスにするだけでも、かなり印象が変わりますよ。

  ローライ:なるほど。ところで、広告費ってこのあたりの相場はどんな感じでしょうか。

  男性  :広告費をご存知ですか!業界の方ではないですよね。賃貸仲介会社に個別に依頼するのではなくて、管理会社を1社に絞ってそこから、仲介会社に依頼した方が良いです。なぜなら、色々な仲介会社から様々な問い合わせや、フォーマットでの支払い等になってしまうと煩雑ですよね。そのうえで、管理会社から仲介会社向けに広告費を出した方が良いです。当然、仲介会社もその方がやる気が出ますよね。新築であれば1ヶ月も出せば、十分ですよ。

とのことで、色々と教えて頂きました。

最後、他の駅でもヒアリングです。

  5社目:

  ローライ:すいません、この辺りで賃貸併用住宅を建てようと計画しているのですが、賃貸需要とかをお伺いしたいのですが。

  男性  :どうぞ、お座りください。どうやってここを知ったのですか?

かなり入りづらい、地元密着型の不動産屋でしたから、珍しかったのかもしれません。

  ローライ:インターネットで調べまして・・・。

  男性  :なるほど、そうでした。ささどうぞ。

お茶を出して頂く。

  ローライ:この辺りで、こういう間取りなのですが。

  男性  :いい場所ですね。家賃は〜〜ぐらいになりますね。

想像より、かなり低い金額が提示され、少しショックを受ける・・・。

  男性  :そうなんですね。他社は仕事を取りたくて強気な事を言うと思いますが、計画は固めにて見ておいた方が良いですよ。

  ローライ:確かに、そうですね。ちなみに、設備とか、間取りなんですが・・・。

  男性  :オートロックはつけた方が絶対に良いです。今は安くて簡易なものもあるので、今の人はオートロックがないとなかなか厳しいですよ。それと、キッチンはカウンターキッチンにした方が良いです。やっぱり、若い夫婦の方は話しながら料理したいですよ。

 ローライ :なるほど。そうですよね。ありがとうございます。

なぜか、今時、賃貸部分の間取りがキッチンがカウンターではなくて、壁に向いていたので、そこを変えるべきだなと思っていましたが、賃貸を専門にやっている業者からの間取りだったので、悩んでいたのです。それと、オートロックはアパートには不要かと思っていましたが、良いアドバイスを頂けました。

こんな感じで5社をまわりました。各社、個性があって、どれも異なる雰囲気、アドバイスでしたが、賃貸需要、間取り、設備について、ヒントを頂けたので、有意義な活動でした。

臆せずに、わからない事は聞いてみるべきですね。相手も将来のお客さんという事で丁寧に伺うと、丁重に対応して頂けます。

これから、賃貸併用住宅を建てようという方は、場所を決める前にぜひ仲介会社にヒアリングする事をお勧めします!

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