賃貸併用 間取りで騒音回避

賃貸併用住宅を木造で建てる時に心配になるのが音の問題です。

ローライが工夫した点は以下です。

 ・1Fの子供部屋と賃貸部分の界壁については、賃貸側はキッチンとお風呂が隣接する構造として、子供の音が賃貸側に迷惑かからないようにする。

 ・賃貸間の界壁部分はトイレ、お風呂、キッチン等を配置して入居者間同士での音の問題にならないようにする。特に寝室部分に隣接する界壁部分は音が響かないように界壁側にクローゼットを配置する。

 ・オーナー部分の騒音が下の入居者に響かないように、LDKの下に寝室が来ないようにする。

ただ、ローライの場合は3F全面を居室にする事もあり、間取りの工夫では完全に騒音回避が難しかったので、遮音用の床を採用しました。これは通常の石膏ボード、断熱材に加え、防音ゴムマット、ALC板、防振吊木、天井根太受けを追加したものになります。

その他に排水管の音等も夜中は気になると思い、音シラズという製品を採用しています。これは依頼したところ、工務店の標準仕様でしたが・・・。

賃貸併用住宅に強い工務店ですと、こういうのを標準仕様にしているので音については安心感がありますね。

騒音に関しての間取り対処も建築士の方が配慮してくれていたので、こちらからは指摘や修正依頼する事も少なくすみました。

さて、これらの工夫でどれだけ音の問題が回避できたのかは、完成後にこちらでシェアしたいと思います。

自分の音が迷惑になるのが気になる場合は1Fをオーナー部分にするという方法もあります。ただ、日当たりの問題もあるので、そこは周囲の建物の状況や方位、用途地域等の確認が必要です。これの利点は賃貸が2F以上になるので、入居付けアップや家賃を少し高く設定できるのがメリットですね。

あとは、住宅を縦に分けるのがいいと思います。賃貸との界壁部分に音のクッションになる物を配置すれば、さほど気にならないのではないかと思います。音の問題は上下階が特に気になりますよね。特に小さいお子さんは走り回ったり、ジャンプしたりしますが、それも問題なくなりますしね。

ローライは日当たりの問題と1フロアで暮らしたいという思いから、上記の対応は取りませんでした。

それでは。また。

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